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【映画のあらすじ l 解説 l 考察 l ネタバレ l 感想 l レビュー】

平和な90年代の若者の堕落を描く『トレインスポッティング』【ネタバレあり】

トレインスポッティング 1996年

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再生時間:93分

トレインスポッティングについて

スラムドッグ$ミリオネア』などのダニー・ボイルが、アーヴィン・ウェルシュの小説を映画化した異色青春ドラマ。ドラッグ中毒の主人公と仲間たちのハチャメチャな日々を、スタイリッシュな映像で活写する。今や大スターとなった若き日のユアン・マクレガーが主演を務め、『ビザンチウム』などのジョニー・リー・ミラーらが共演。イギリスをはじめ世界中が熱狂したポップな感性に魅了される。

解説・あらすじ - トレインスポッティング - 作品 - Yahoo!映画

 キャスト・スタッフ

ユアン・マクレガーのフルヌードシーンあり。

ダニー・ボイル監督
作品一覧

1995年 シャロウ・グレイブ
1996年 トレインスポッティング
1997年 普通じゃない
2000年 ザ・ビーチ
2002年 28日後...
2004年 ミリオンズ
2007年 サンシャイン
2008年 スラムドッグ$ミリオネア
2010年 127時間
2013年 トランス
2015年 スティーブ・ジョブズ
2017年 T2トレインスポッティング
2017年 バトル・オブ・ザ・セクシーズ
2019年 イエスタデイ

トレインスポッティング
あらすじ

未来を選べ
90年代最高の大ヒット青春映画!

マーク・レントンと彼の仲間はヘロイン中毒。ケンカが趣味のベグビー。気のいい小心者スパッド。女たらしのシック・ボーイ。そしてセックスもドラッグもOKの女子中学生ダイアン。窃盗、詐欺、万引きを繰り返し逮捕されたレントンは更生を決意。ロンドンへ出て就職する。だが強盗で手配されたベグビーとシック・ボーイが押しかけてきて会社はクビ。地元へ戻れば、待ち受けていたのはヤク漬けのまま死んだ友人の葬式だった。圧倒的な絶望感の中、レントンと仲間たちは人生を変える賭けに出る。売人から大量の麻薬を仕入れ、ロンドンでさばけば大儲けだ。大金と新しい人生。彼らはそれを手に入れる事ができるのか?

トレインスポッティング | アスミック・エース

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登場人物とストーリー
※ネタバレあり

レントンユアン・マクレガー
エディンバラ在住。ヘロイン中毒。盗み、強盗を繰り返し、ドラッグに浸る日々。ある日、ドラッグで気を失い、病院へ運ばれる。

両親の家の鍵付きの部屋で隔離され、ドラッグから一旦脱出。不潔な注射器の使いまわしによるHIV感染の心配もあったが、運よく陰性であることがわかり、ロンドンに引っ越して、不動産屋に勤め始めるが、強盗事件で追われたベグビーとシック・ボーイが部屋に押しかけて来て、ベグビーにはパシリにされるわ、シック・ボーイには家のものを勝手に売られるわでうんざりし、彼らを会社の管理物件に追いやったところ、会社の人に見つかりクビに。

故郷に戻ると、仲間にドラッグの儲け話を持ち掛けられ、彼らと実行。稼いだお金を持って、皆でホテルに泊まっていたところ、1人でお金を持ち逃げし、新しい人生を始める。

ベグビー(ロバート・カーライル
ドラッグは一切やらないが、喧嘩中毒。常にナイフを持ち歩いている。パブで他人に喧嘩を吹っ掛けて歩いている。

シック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー
映画オタクのドラッグ中毒。

スパッド(ユエン・ブレムナー
小心者のドラッグ中毒。レントンが仲間のお金を持ち逃げした際も彼を見逃した。レントンに好かれており、レントンは持ち逃げしたお金の一部をスパッドにだけ渡した。

トミー(ケヴィン・マクキッド)
ドラッグをしていなかったが、恋人と別れたショックでドラッグにハマり、ドラッグ歴は短いものの、エイズを発症し死んでしまう。

個人的評価

映画の満足度★★★☆☆

感想・レビュー

90年代後半、おしゃれな映画として有名だった作品。サブカル系を気取りたい人たちに絶大な人気があった。個人的にはユアン・マクレガーが汚いトイレに吸い込まれる映画くらいの記憶しかなかった。

内容はドラッグ中毒の若者のどうしようもない毎日が描かれているだけだが、2020年になった現在、あの時代を思い返しながら改めて観ると、あの頃はまだ世界が比較的平和な時期だったんだなとも思える。世界が平和だから、半径10キロ以内の世界でワルぶって、ドラッグに溺れる日々を送ることができるわけで。やれ戦争だ、やれ貧困だと世界が混沌としている時代なら、若者は将来に対して必死になり、ドラッグをやっている余裕はない。

1990年代後半の日本でも、当時の若者の親世代は高度成長期の波に乗って就職は余裕、バブルの頃に働きざかりの30代を過ごし、適当にやっていてもそこそこの収入を得られる恵まれた世代。そんなゆるく生きることができた親の元、ぬるく育った若者たちが中流に落ち着くことをちょっと馬鹿にしていた時代でもあった。そんな日本の時代背景もあり、国は違えど「トレインスポッティング」は当時の日本の若者に刺さった映画だったと思う。

トレインスポッティング名言
最初のシーン

人生で何を選ぶ?出世、家族、大型テレビ、洗濯機、車、CDプレイヤー、健康、低コレステロール、保険、固定金利の住宅ローン、マイホーム、友達、レジャー・ウエア、ローンで買う高級なスーツとベスト、単なる暇つぶしの日曜大工、くだらないクイズ番組、ジャンクフード。

腐った体をさらすだけのみじめな老後、出来損ないの子供にもうとまれる。

それが”豊かな人生”。

だが俺はご免だ。豊かな人生なんか興味ない。

理由か?

理由はない。ヘロインだけがある

 

こんな軽薄な感じでヘロインに溺れ、未来から逃げているレントン

トレインスポッティング名言
ダイアンの忠告

レントンには大人だと思ってナンパした、ダイアンと言う大人びた中学生?高校生?のセフレがいるのだが、若い彼女がレントンの部屋でレントンに忠告するセリフ。

 

老けちゃうわよ、マーク(レントン)。世の中も音楽もドラッグも変化しているのにジギー(イギー)・ポップに憧れて、家にこもるなんて。

とにかく何か始めなきゃ。

 

彼女の忠告にハッとして、レントンはロンドンへ行き不動産屋で働き始める。

トレインスポッティング名言
最後のセリフ

仲間のお金を一人で持ち逃げした理由を語るレントンのセリフ。

 

なぜ裏切った?本当のところは、俺がワルだからだ。だが変わろうと思う。これを最後に、足を洗ってカタギの暮らしをする。楽しみだ。あんたと同じ人生さ。

出世、家族、大型テレビ、洗濯機、車、CDプレイヤー、健康、低コレステロール、マイホーム、おしゃれ、スーツとベスト、日曜大工、クイズ番組、公園の散歩、会社、ゴルフ、洗車、家族でクリスマス、年金、税金控除…

平穏暮らす。寿命を勘定して。

番外編
トレインスポッティング
トイレシーン2つ

う〇こシーン1
座薬タイプのドラッグをお尻に入れたレントンが道端でもよおし、スコットランドで一番汚いと表現されるパブの地獄のようなトイレでう〇こをする。が、座薬タイプのドラッグが惜しくなり、水が流れないう〇こだらけの便器に手を突っ込み、ドラッグを探すレントン。そして、そのう〇こだらけの便器になぜかユアン・マクレガーが吸い込まれて行き、海の中で座薬を拾いあげて、トイレの便器が這い出るという、やたらファンタジーな壮絶なシーン。

う〇こシーン2

他にもスパッドが彼女の実家に泊まったところ、寝〇そをしてしまい、シーツを持って家族の朝食の食卓に現れたところ「シーツは洗ってあげるわよ」と言う彼女の母親とシーツの取り合いになり、彼女と彼女の両親の顔にう〇こをぶちまけてしまうというシーンもある。

閲覧注意のう〇こシーンが2回も。監督のう〇こ好きが過ぎる。

trainspotting(トレインスポッティング)
意味

〈英〉トレイン・スポッティング◆鉄道マニアの活動の一種。自分が見た列車について記録する。「その鉄道会社が保有する全車両を自分の目で見る」といったことが目標となる。

trainspottingの意味・使い方|英辞郎 on the WEB:アルク

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