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❝目には目を。歯には歯を❞的映画『ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男』【ネタバレあり】

ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男

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再生時間:95分

ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男
解説

 「太陽がいっぱい」「キャロル」などの作家パトリシア・ハイスミスのミステリー小説「妻を殺したかった男」を、「死霊館」「リトル・チルドレン」のパトリック・ウィルソン主演で映画化。

ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男 : 作品情報 - 映画.com

キャスト・スタッフ
ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男
あらすじ

パトリシア・ハイスミスの名作を映画化したミステリーサスペンス
1960年、ニューヨーク。ウォルターは神経質な妻・クララとの生活にうんざりしていた。ある日、夫がほかの女といることを知ったクララが自殺未遂騒ぎを起こす。そんな妻に嫌気がさしたウォルターは、妻殺しの完全犯罪を実行したとされる男に接触を試みる。

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ストーリー
※ネタバレあり

夫婦について

裕福なパワーカップル。夫ウォルターは建築家で小説も書いている。妻クレアは不動産販売で成功。結婚4年目でセックスレス。ウォルターは浮気性で、クレアはウォルターの浮気にうんざりしている。ある日、クレアは自殺未遂事件を起こす。

ウォルターとエリー
ウォルターは自宅で開いたホームパーティーで出会ったバーの歌手エリーを狙っている。エリーの方も同様で、クレアが自殺未遂で入院している間にそうとは知らず、パーティーのお礼だと言って蘭の花を持って、ウォルター婦の家を訪れる。その時は少し話をする程度ですぐに帰ったエリー。クレアの退院後、クレアは蘭の花を見つけ、エリーの件で二人はまた口論に。

妻殺し疑惑のキンメルを訪ねるウォルター
クレアと口論になり、家を飛び出したウォルターは、新聞記事で見かけた妻殺しの疑惑がかかりながら、逮捕されていない本屋を経営するキンメルの店を訪ねる。しかし、キンメルとは事件の話をするわけでもなく、本の注文だけして店を去る。

ウォルターを責めるクレア
自宅に戻ったウォルターを待っていたクレアは妄想で「エリーのところに行っていたんでしょ」とウォルターを責める。この時点では確かにクレアの妄想なのだが、妻は夫が浮気することが予想出来てしまうため、実際にことが起きる前に怒ってしまっている状況。

この後、クレアの予想通りの展開になるのだが、浮気する気満々のくせに、一丁前にキレる夫ウォルター。ウォルターが「離婚しよう」と言い捨てると、クレアは「離婚するなら自殺してやる。私はあなたのせいで死んだとあなたは責められるでしょうね」と言って、その場を去る。

クレアの外出
翌日、ウォルターが帰宅すると、クレアの母親の病状が悪化し、クレアは病院に向かったと家政婦から聞かされる。クレアが乗る高速バスのバス停へ駆けつけるウォルター。駆け付けたウォルターにクレアは「これでエリーと過ごせるわね。幸せになれると思ってる?大間違いよ」と言い捨てて、一人でバスに乗ってしまう。

クレアが乗るバスを車で尾行するウォルター。休憩所でバスが止り、レストランにいた客に休憩時間を訪ねるウォルター。休憩時間終了後にバスを覗くと、クレアはバスに戻っていなかったが、そのままバスは出発してしまう。

ウォルターの浮気
クレアの予想通り、ウォルターはその足でエリーのいる店に向かい、エリーの家へ行き、クレアの予想通り浮気をする。翌朝、自宅に戻ると家政婦がクレアの母親が亡くなったこと、しかしクレアが病院に来ていないことを伝える。その時、警察から電話がかかって来て、クレアが橋から転落死したことを知る。

警察署にて
ウォルターは警察で、クレアのバスを尾行したことは話さず、クレアに最後に会ったのは自宅で、オフィスから妻に電話をしたと嘘の証言をする。しかし、エリーの家に行ったことは正直に白状する。

キンメルの妻殺しの件
キンメルは知り合いの食材店で働くトニーを使ってアリバイ工作をし、クレアが死亡した場所と同じ休憩所で妻を殺害していた。しかし、トニーの証言により、キンメルのアリバイが崩れず、警察は手をこまねいていた。

警察によばれるウォルター
ウォルターが警察署に行くと、ウォルターが休憩所で休憩時間を訪ねた男が座っていて、ウォルターと休憩所で話をしたことを証言した。逃げられないと思ったウォルターは実は妻と話したくて、バスを尾行していたと白状する。妻がバスに乗っていなかった件については、別の休憩所で降りたと思ったと誤魔化した。

ウォルターの自宅にて
エリーを自宅に連れ込んでいるウォルター。そこへ刑事がやって来る。ウォルターはエリーを下の階に隠す。刑事はウォルターに書斎を見せてくれと言い、そこで刑事は、ウォルターが小説の参考にするためスクラップしている新聞記事の中から、キンメルの殺人事件の切り抜きを見つける。そして、刑事はウォルターに「キンメルに会ったことは?」と尋ねるが、ウォルターは「ない」とウソをつく。

ウォルターは再びキンメルの店へ
ウォルターはキンメルに自分が店に行ったことを警察に黙ってくれことに礼を言い、自分たちは似た者同士だと言う。迷惑がるキンメルはウォルターを追い出す。

そして、ウォルターがキンメルの店を訪れる様子を見ていた刑事がキンメルの元を訪れ、キンメルを挑発し、キンメルを殴る。キンメルのかわりにたまたま店番をしに来ていた食材屋のトニーがそのやり取りを聞いて、キンメルを疑い始める。

ウォルターの元を訪れるキンメル
キンメルはウォルターの本の注文書を差し出し、このことは刑事には言っていない。バラされたくなければ金を払えとウォルターを脅迫する。困ったウォルターは警察へ行き、キンメルの店に行き本を注文していたことを刑事に白状する。キンメルの店に行った理由については「妻を殺した男を見てみたかったから。俺は小説家だ」と刑事に話した。

トニーが警察署へ
昨晩のキンメルと刑事のやり取りを聞いていたトニーは、キンメルのアリバイに関する証言を変えるため、警察署を訪れる

キンメルの店を訪れる刑事
刑事はキンメルの店を訪れ、キンメルのアリバイが崩れたこと、ウォルターは罪を免れるだろう、ウォルターは金持ちで若い愛人もいる、うらやましいだろとキンメルの嫉妬心を煽り、キンメルを挑発する。

狙われるウォルター
ウォルターがオフィスの整理をし、オフィスを出たところを待ち伏せているキンメル。そのウォルターとキンメルを張っている刑事たち。

ウォルターはエリーが歌うバーに行くが、背後にキンメルがいることに気づき、地下に逃げる。ウォルターを追うキンメルと彼らを追う刑事たち。キンメルはナイフを取り出し、「俺がやったんだ!」と言いながら、ウォルターと間違えて、刑事をメッタ刺しにする。

その様子を見て逃げるウォルターをキンメルが刺し、とどめを刺そうとしたところをキンメルは警察に射殺される。腹を刺されたウォルターは「僕は殺してない。妻の死を願うことと、実際に殺すことの違いは?僕は小説家だ」等と考えながら、息絶える。

個人的評価

映画の満足度★★☆☆☆

感想・レビュー

浮気癖の治らない夫とそれを気に病む妻。妻は夫が浮気をする予兆を察知してしまうため、夫が「まだ」浮気をしていない段階からキレてしまう。結果的には妻の予想通りになるのだが、夫が「まだ」浮気をしていない状況でキレてしまうと、妻の頭がおかしいということになってしまうのが現実。

自分が死ぬことで制裁を与えたい妻と、そんな妻が疎ましく死んでほしいと願う夫。実際に手は下さなかったが妻は死に、そして巡り巡って、自分まで死んでしまった夫ウォルター。

キンメルは小うるさい妻を殺したくて、実際に実行。キンメルにしたら、ウォルターが現れなければ完全犯罪が成立していただろうに、余計な男が絡んできたがために自分はとんでもない巻き添えを食らったと考えたであろう。

共に妻の死を願いながら、実行しなかった男と実行した男。結果的には2人とも殺されてしまうという同じ結末に落ち着いたよという話。そして「俺は誰よりも賢い」とか言っちゃう頭が悪くて思い込みの激しい、暴力的な刑事もキンメルに殺されちゃうおまけつき。

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