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映画『ローズの秘密の頁』聖職者のおぞましい過去をちょっと良い話風にしてみたよ【ネタバレあり】

ローズの秘密の頁

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再生時間:108分

ローズの秘密の頁
解説

英国とアイルランドの文学を対象としたコスタ賞で「BOOK OF THE YEAR」に輝いた、セバスチャン・バリーの小説を原作としたヒューマンドラマ。精神科病院におよそ40年も収容されていた女性の過去が明かされる。メガホンを取るのは『マイ・レフトフット』『父の祈りを』などのジム・シェリダン。『ドラゴン・タトゥーの女』などのルーニー・マーラ、『ジュリエットからの手紙』などのヴァネッサ・レッドグレーヴ、『きみがぼくを見つけた日』などのエリック・バナらが出演している。

解説・あらすじ - ローズの秘密の頁(ぺージ) - 作品 - Yahoo!映画

キャスト・スタッフ
ジム・シェリダン監督
作品一覧
ローズの秘密の頁
あらすじ

時代に翻弄されながらも一途な愛を貫いた女性のミステリアスなラブストーリー
精神科のグリーン医師は、病院で40年間過ごしてきたローズ・F・クリアを診察する。彼女は我が子を殺した罪を否認し、本名ではない「ローズ・マクナルティ」と名乗り続けていた。グリーン医師は、ひそかにローズが聖書の中に日記を綴っていたことを知り…。 

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ストーリー・考察
※ネタバレあり

主人公ローズ【現在】
ヴァネッサ・レッドグレーヴ
現在、精神病院に収容されている。病院閉鎖により転院させるため、グリーン医師(エリック・バナ)の再鑑定を受けることに。

本名はローズ・クリアだが、本人はローズ・マクナルティ、マクナルティ夫人であると主張する。ローズは自分の子供を殺したとされ、長年、精神病院に収容されている。しかしローズは子供は生きていて、いつか会いに来てくれると信じている。

映画の流れ
物語は過去と現在が交互に映されるスタイルで進む。
精神科医のグリーン医師は、赤子殺しの罪で精神病院に収容されているローズという老婆の再鑑定を行うため、病院を訪れる。ローズは聖書の隙間に日記を書き込んでいた。

ローズの若い頃
場所はアイルランドの静かな街。ローズ(ルーニー・マーラ)はアイルランド人。おばのカフェを手伝っている。

近所に住む酒屋のマイケル・マクナルティ(ジャック・レイナー)に好意を持っているが、マイケルは「しばらくの間、遠くに行くけど待っていて」とローズに言って、人員不足でアイルランド人を募集していた英国軍の空軍に入隊してしまう。尚、この時点ではローズとマイケルはあまり親密な関係ではない。

ゴーント神父との関係
海辺でローズと話したことをきっかけに、ゴーント神父(テオ・ジェームズ)はローズに好意を持つ。ストーカーのようにローズが行く先々に現れる神父。ローズは「やめてとは言えなかった」と日記に残している。

仕立屋ジャックとの関係
仕立屋のジャックもまたローズに好意を持っている。ローズをデートに誘いOKをもらう。教会主催のパーティで2人でダンスをしているところ、ゴーント神父に体をくっつけないよう注意され、ジャックは怒って外に出る。

ローズとゴーント神父も外に出るが、そこでジャックとゴーント神父は殴り合いになってしまう。ゴーント神父はローズに「男を見るなと言っただろ」と責める。ストーカーのくせに偉そうな神父。ローズは「あなたは男になりたい神父でしょ。どっちかに決めたら」と悪態をつく。

マイケルを救助するローズ
翌日、男をそそのかしているという理由で、おばに町はずれの小屋に移されるローズ。

ある日、戦闘機が墜落し、ローズはパラシュートで落下したマイケルを救助する。マイケルは英国軍に入隊した兵士ゆえ、ジャックをはじめとするアイルランドの武闘派グループ(IRA?)に狙われたため、ローズはマイケルを自宅に匿う。

後日、ゴーント神父がローズの家を訪ねてきて「(教会の)家政婦として雇う」とローズに提案する。考えてみるとローズは神父に伝え、神父を追い返す。

ローズとマイケルの極秘結婚
ある日、軍に戻ろうとするマイケルをローズは「行かないで」と引き留め、2人は男女の関係に。翌朝、ゴーント神父が訪ねてくるが、マイケルが対応し、神父を追い返す。

そして、マイケルはローズにプロポーズし、2人は教会で式を挙げる。家に戻るとジャックたちのグループが待ち伏せており、ローズは家に残って、マイケルを逃がす。

ローズを精神病院へ強制入院させる神父
ローズとマイケルの関係に嫉妬した神父はローズが色情症であるとの書面を書き、ローズのおばに同意させ、不適切な性行為を理由にローズを精神病院に強制入院させてしまう。

ローズはマイケルとは結婚していると主張するが、2人きりで結婚式を挙げたため、おばもそのことを知らず、証拠もないため、マイケルとの結婚はローズの妄想ということにされてしまう。

ローズの元を訪れる神父
「おばはローズを迎えに来ない、親族が迎えに来なければ病院から出られない。夫がいれば…わかるか?」とゴーント神父はローズにまたアプローチするが、ローズは自分が妊娠していることを告げる。

ローズの出産
ローズは他の妊婦とともに教会に集められる。教会のシスターたちはローズの子の父親は神父だと噂をしている。

隙を見てローズは脱走し、ゴーント神父ら追手に追いかけられ、海に飛び込む。神父らはボートでローズを捜索するが、ローズは洞窟に逃げ込み、そこで出産。

この時、ローズが産んだばかりの赤ちゃんに石を打ち付けて撲殺したとされ、ローズはその後ずっと精神病院に収容される。

しかし、ローズは子供を殺しておらず、石を打ち付けていたのはへその緒を切断していただけ。生まれた子供はゴーント神父が拾い上げ、養子に出していた。

マイケルの死
ゴーント神父がローズの元にやって来て、マイケルがジャックたちのグループに殺されたと告げる。しかし、本当はジャックたちだけでなく神父も、マイケル殺害現場におり、マイケル殺害に加担していた。

当時の資料
グリーン医師が当時の資料を調べると、ローズが生まれた子供を撲殺するのを警官が目撃したと書かれている。そして、書類からグリーン医師にローズの再鑑定を依頼したのは今は大司教になっているゴーント神父だったことを知る。

グリーン医師の出生の秘密
グリーン医師が自宅に帰り、父親の遺品を調べると父親からの手紙を発見する。そこには、グリーン医師は養子でローズとマイケルの子供である旨が書かれていた。手紙と一緒に、ローズが海岸で子供を出産した時に落としたマイケルの勲章も同封されていた。

グリーン医師のファーストネーム
グリーン医師の名前はスティーヴン。精神病院でローズがゴーント神父を「スティーヴン」と呼び止めるシーンがある。グリーン医師にローズの再鑑定を依頼する書類にも「S. Gaunt」とある。ゴーント神父はローズとマイケルの子供に自分の名前を付けちゃったってこと?怖い…

個人的感想

映画の満足度★☆☆☆☆

感想・レビュー

神父の嫉妬が怖すぎる。聖職者でありながら、海岸でちょっと話しただけの女性を付け回して、結果、その夫を殺害。相手女性は精神病院に入れ、生まれた子供に自分の名前をつけて養子に出す。その後何十年も、女性を精神病院に入れっぱなし。

自分の死に際になったら、贖罪のつもりか知らんが、精神科医になったその養子に母親の鑑定をさせ、涙の再会をセッティングする。キモ過ぎる。

若い時のローズもローズで、狭い村なのに、あちこちの男に思わせぶりな言動をしてトラブルを起こす。思わせぶりも相手を間違えると、とんでもない目に遭うよという教訓映画なのか?いい話とかラブストーリーに仕立てるには、背景がドロドロすぎて、素直に受け取れない。母と息子の再会に感動してる場合じゃないわ。

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