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『T2 トレインスポッティング』はただただノスタルジーに浸るだけの映画【ネタバレあり】

T2 トレインスポッティング 2017年

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再生時間:117分

T2 トレインスポッティングについて

1990年代ポップカルチャーを象徴する作品として知られる96年製作のイギリス映画「トレインスポッティング」の20年ぶりとなる続編。かつて仲間たちを裏切って大金を持ち逃げしたマーク・レントンが、20年ぶりにオランダからスコットランドに戻ってくる。そこでは、パブを経営しながら売春や恐喝で荒稼ぎするシック・ボーイや家族に愛想を尽かされたスパッド、刑務所に服役中のベグビーら、当時の仲間たちが未だに悲惨な人生を送り続けていた。主演のユアン・マクレガーをはじめ、監督のダニー・ボイル、脚本のジョン・ホッジら前作のキャスト・スタッフが再結集。

T2 トレインスポッティング : 作品情報 - 映画.com

キャスト・スタッフ
ダニー・ボイル監督
作品一覧

1995年 シャロウ・グレイブ
1996年 トレインスポッティング
1997年 普通じゃない
2000年 ザ・ビーチ
2002年 28日後...
2004年 ミリオンズ
2007年 サンシャイン
2008年 スラムドッグ$ミリオネア
2010年 127時間
2013年 トランス
2015年 スティーブ・ジョブズ
2017年 T2トレインスポッティング
2017年 バトル・オブ・ザ・セクシーズ
2019年 イエスタデイ

T2 トレインスポッティング
あらすじ

かつてレントンユアン・マクレガー)は、麻薬の売買でつかんだ大金を仲間たちと山分けせずに逃亡した。彼が20年ぶりに故郷スコットランドエディンバラの実家に戻ってみるとすでに母親は亡くなっており、父親だけが暮らしていた。そして悪友たちのその後が気になったレントンが、ジャンキーのスパッド(ユエン・ブレムナー)のアパートを訪ねると……。

解説・あらすじ - T2 トレインスポッティング - 作品 - Yahoo!映画

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登場人物

レントン

20年ぶりに故郷エディンバラに帰ってくる。かつてシック・ボーイと呼ばれたサイモンに、20年前に持ち逃げしたサイモンの取り分4000ポンドを返す。レントンは20年前、オランダに逃亡し、オランダ人と結婚してアムステルダムに住んでいる。子供はいない。子供ができなかったことが離婚の原因の1つ。ドラッグ中毒は克服しており、会計ソフトを扱う小さい会社に勤めていたが、会社の合併でお払い箱となり、妻にも家を追い出され、エディンバラへ戻って来た。現在、46歳。

スパッド

相変わらず今もジャンキー。日雇い的な仕事はしてはいたものの、遅刻を理由にクビになり現在無職。妻とは離婚しており、妻との間には10代後半と思われる息子がいる。人生を悲観して、自殺しようとしていたところをレントンが訪ねてきて助けられる。

サイモン(元シック・ボーイ)

おばから譲り受けたバーを経営しながら、裏の仕事もしている。ベロニカと組んで、ベロニカと男の変態セックスを隠し撮りし、男を恐喝している。ほとんど会っていない息子がいる。相変わらず映画オタクで、部屋はDVDの山。

ベロニカ

ブルガリア出身。サイモンのガールフレンドではあるが、サイモンとの体の関係は1回だけ。ビジネスパートナーの要素が強い。サイモンが男性向けサウナを作り、ベロニカをその店のマダムにする予定。ベロニカは後にレントンとも関係を持つ。

ベグビー

自分のことを変な顔で見たという理由で男を殺害し、20年服役していたが脱獄。妻と息子の元に戻るが、EDに悩む。息子は真面目に育ち、大学でホテル経営を学んでいるが、盗みを手伝わせたり、相変わらずロクな父親ではない。

ストーリー

レントンとサイモンの再会

レントンエディンバラに戻って来て以来、サイモンとレントンは交流を深める。2人は相変わらず盗みをしたり、事業を立ち上げようと公的な融資を申し込んだりと、幅広く活動。若い時よりは大人になっている。

レントンとスパッドの再会

スパッドは自殺しようとしていたところをレントンに助けられ、何か熱中することを見つけるようアドバイスを受ける。スパッドはアドバイス通り、サイモンがベロニカと始めようとしているサウナの内装工事をしたり、過去の4人の話をネタに小説を書くようになる。レントンと再会してからは、ドラッグから離れている。

レントンとベルビーの再会

脱獄したベルビーはある日、トイレでレントンと出くわす。レントンを追いかけるベグビー。レントンはその時は何とか逃げ切るも、ベルビーは後日、スパッドの元を訪れ、レントンの居場所を言うよう迫る。ちょうどそこへタイミング悪く、ベロニカがやって来る。ベロニカにスマホを渡すよう迫るベルビー。スマホを渡すのと引き換えに、ベロニカとスパッドは解放される。

ベロニカの企み

解放されたベロニカは、これ幸いとスパッドに特技の署名の偽造をさせ、サイモンとレントンが受ける予定だった公的機関からの融資を横取りして、ブルガリアに帰ってしまう。スパッドに自伝小説を書くよう勧めたのもベロニカである。

レントン vs ベルビーの対決

ベルビーはベロニカのスマホを使って、サイモンのパブにレントンを呼び出す。パブにやって来たレントンとサイモン。そこへスパッドが血相変えてやって来て、レントンに逃げるように言うが、そこへベルビーがやって来てしまい、ベルビーとレントン2人のガチンコ対決となる。レントンは逃げようとするも、ひもが絡んで首吊り状態になってしまい、とどめを刺そうとしていたベルビーをスパッドが便器で殴り、ベルビーは気絶。サイモンがレントンを救出し、事なきを得る。3人はベルビーをトランクに入れ、刑務所に車ごと置いて来る。

T2 トレインスポッティング
名言

ベロニカとレントンが語るシーン。レントンが前作の「人生を選べ」の真相を語り、「Choose 〇〇」で若い頃のような熱い思いをぶちまける。

 

レントンのセリフ

「人生を選べ」は1980年代の薬物撲滅キャンペーンの標語さ。よくパロってた。

<中略>

カシミヤを選んでニセの幸せを感じろ

過労死の女が作ったスマホを選び、劣悪な工場で作られた上着に突っ込め

フェイスブックツイッター、インスタを選び、赤の他人に胆汁を吐き散らせ

プロフ更新を選び「誰か見て」と朝メシの中身を世界中に教えろ

昔の恋人を検索し、自分の方が若いと信じ込め

初オナニーから死まで全部投稿しろ

人の交流は今や単なるデータ

世界のニュースよりセレブの整形情報

異論を排斥

レイプを嘲笑 リベンジポルノ

絶えぬ女性蔑視

9.11はデマ、事実ならユダヤ人のせい

正規雇用と長時間通勤

労働条件は悪化の一途

子供を産んで後悔しろ

挙句の果て、誰かの部屋で精製された劣悪なヤクで苦痛を紛らわせろ

約束を果たさず、人生を後悔しろ

過ちから学ぶな

過去の繰り返しをただ眺め、手にしたもので妥協しろ

願ったものは高望み、不遇でも虚勢を張れ

失意を選べ

愛するものを失え、彼らと共に自分の心も死ぬ

ある日気づくと、少しずつ死んでた心は空っぽの抜け殻になっている

未来を選べ ベロニカ

人生を選べ

個人的評価

映画の満足度★★☆☆☆

感想・レビュー

前作でレントンが望んだ人生をオランダでほぼ叶えたレントン。しかし、夫婦の不仲と会社からの肩たたきで、それも失うことに。

2作目の本作は、ただただ前作のノスタルジーに浸るだけの作品。内容はほぼない。前作から20年の時を経て、スパッド、ベルビーの息子は大きくなっており、皆、きちんといい年したおじさになっている。20年間、刑務所生活を送っていたベルビーはEDに悩み、大量のバイアグラを盗んだり。生意気少女だったダイアンは弁護士になっている。おじさんたちの哀愁を眺める作品。内容はないけど、若い頃に「トレインスポッティング」観た人はそれなりに楽しめる。

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